「終電の神様」みんな違う人生
こんにちは!
richrenです。
今回は、小説をご紹介します。
「終電の神様」著:阿川大樹
最終電車で人身事故が起き、そこに乗り合わせた人たちのそれぞれの物語。
なぜその電車に乗ったのか、どこに行こうとしているのか、それぞれ色々な人生を過ごしている。
第7話まである本小説は、まったく違う7人の物語。
女装癖のある男性。ベンチャー企業に勤めている男性。
競輪選手と付き合う女性。美容院の息子。高架下の女性。変わり者の女の子。ある男性に命を救われた女性。
人それぞれ全く違う人生を歩んでいる世の中ですが、みんな何かしらの悩みを持ち考えながら生きています。それがわかる小説だなと思いましたが、正直、あまり意味が分からないというか、つながりがあるようでつながりがなくて腑に落ちない印象を受けました。
電車と言うキーワードもその場面で電車を使うのは無理やりじゃないかなと思うことがあった。
1つ1つの物語としては、面白いなと感じるところはありました。
個人的には、ベンチャー企業の男性の話と変わり者の女の子の話が好きでした。
ベンチャーの方は、短い期間である程度の目標を立てることでゴールが意識できるようになって仕事が捗る教訓を学べました。
「切りのいいところまでやったら、明日は休みだ」と告げると事態は何も変わっていないのに魔法にかかったようにテンションが上がりっぱなしだった。
変わり者の女の子の方は、世間的に見ればいじめられていると思われている。でも実際は、いじめられてなんかいない。ただここには友達になりたいと思う子がいないだけ。
みんな何もわかっていないのにわかったようにする。
今、赤い絵の具が欲しいけどない、無意識のうちに手首を切り血を出して赤を出した。
怖いけどこういう変わっているものを面白いと感じてしまう自分が怖いです。
小説を読む機会はまだまだ少なくて私の語彙力であったり想像性が足りないこともあり、意味を深堀出来ていない気がしました。
徐々にでもそのような力をつけていきたいと思います。
もっと
よんでこ!!よんでこ!!