「ハイスコア~人生は最大限を目指すゲーム~」自由にやりたいか?自由になりたいか?
「ハイスコア~人生は最大限を目指すゲーム~」著:高崎圭吾
本書は、一言でいえば、あらゆる自己啓発本を抜粋して一冊にまとめた本です。
ですので、これこそ時間がなくて読書できない方にお勧めの一冊です。
最低限の生活より最大限の生活の方が面白くない??
人としてちゃんとする!
全てに感謝
「感謝」することは、大切なこと。そんなことは、誰もが知っています。
でも、実際に生活している中で何事にも「感謝」できているでしょうか。
この本を読み始めてすぐ高崎さんが「感謝」を大切にしていることが伝わってきました。
時間=命である尊い時間とお金をかけて読むことに「感謝」しており、私たちがこうして生きていられる勇気のある行動を起こしてきた先人たちにも「感謝」をしています。
素直に「感謝」を述べられる人は、相手を尊敬・敬意を持っていることだと思います。
こういう方が成功できるのだろうと思います。成功するための大前提条件でしょうか。
約束は守る
「口は嘘つくけど、行動は嘘つかない。」高崎さんの師匠の言葉です。
本質を捉えている言葉ですよね。口では何とでも言えますからね。
有言実行という言葉は、やらないことが前提で不言実行から派生した言葉のようです。
昔は、言わなくてもやっていたということです。
そう考えると有言実行している人はすごいと思っていた自分が恥ずかしいですね。
約束を破る人の約束って守りたくないですけど、約束を守る人の約束は守らないとってなりますもんね。人は鏡です。
今度の人生は、信用のある人が生き残る時代と言われている中で約束を守ることは感謝することと同様に大前提条件でしょうか。
読書の力
時間の確保
時間がなくて読書ができない人って多いと思います。でも、それは読書をしないから時間がないのです。意味が分からなと思うかもしれませんが、逆の発想です。
お金があると使ってしまう。でも、給料から天引きされたら使わずに済みますよね。時間も同じで時間があると使ってしまうのです。だったら、時間も天引きしちゃおうってことです。
読書の優先順位を上げて、習慣化させてしまえば、読書することができます。
どうしても理由をつけて行動しないようにしてしまっている自分がいますよね。それを逆にどうしてもやらないといけない理由に結び付けられたら強いと思います。難しいですが・・・
固定概念捨てちゃお!
人は、物事を見るとき勝手に色メガネをかけて見ています。1つの物事を見るとき人は、その物事についてそれぞれ思うことは違ってきます。ということは、みんな現実をあるがまま見ていないことになります。その物事を見るとき、かけているメガネによって見方が変わってくるということです。
メガネのフィルタを透明にするにはどうしたらいいでしょうか。
赤い光、青い光、黄色い光を合わせると黒色ではなく、透明になるのです。
ということは、固定概念をなくすには、色メガネをかけていることを自覚し、いろんな色のメガネ(見方)をかけることが必要です。=学びが必要です。
そうすることで見えなかったものが見えたり、気づかなかったことに気づけます。
新しいアプローチの仕方で私自身、固定概念をなくすためにいいイメージを持つことができました。
自分は、どうなりたいか。
Be-Do-Have
高崎さんが先人からの学びで衝撃的だった本質です。(私も新しい色メガネを手に入れました。)
Be(なる)ーDo(する)-Have(持つ)
言い換えると
Be(在り方)-Do(やり方)-Have(成果)
どういうことかというと、世の中には、
Have-Do-Be (Haveフォーカス:成果を大事にしている人)
Do-Have-Be (Doフォーカス:やりたいことをする人)
Be-DoーHave (Beフォーカス:在り方を大事にする人)
の3種類の概念で生きている人がいます。
Haveフォーカスにすると、何かを手に入れたら幸せになる。
Doフォーカスにすると、やりたいことだけやってれば幸せになる。
Beフォーカスにすると、こうなれば幸せになる。
という幸せを求める違いです。
実際どれがいいのか。
1流の人は、Beフォーカスです。なぜか。
やりたいことをすることを否定しているのではなく、やりたいことができるよう理想の状態を作り上げることが先ということです。
すぐにやりたいことをしてしまうとその一つしかできない可能性があります。長期的な繁栄を考えると自由に生きられるシステムを作ることが幸せになれる秘訣ということです。
自由にやるのではなく、自由になるのが先。
自分の中で引っかかっていた何かが解消された感覚でした。本を読むことで新しいことに気づけるのは非常に楽しいです。
色メガネを透明にしていこう!!
固定概念を取っ払うには、学び続けることが必要であること。本質を見極められること。ということを今まで様々な本から学んできました。今回は、色メガネに例えて色を合わせていくことで透明にすることができる。という面白い例えでより鮮明にイメージできるようになりました。まだまだ先入観であったり、多方面からのアプローチができていないと思うことがあります。本をもっとよんでこ!!よんでこ!!
また、BeーDo-Haveの考え方も新鮮でした。やりたいことに囚われすぎている自分がいたのは確かであるが、やりたいことをやっていたからと言ってお金が増えるわけでもなく生活が豊かになるわけでもないので、本当にやりたいことだけやっていてもいいのだろうかと心に引っ掛かりものがありました。その答えは、ここで解決されたといっても過言ではありません。自由にやることばかり考えてしまっていました。先に自由になろう。自由になるためには、如何すべきかということを考えていかなくてはいけない。